静電気モーター(フランクリンモーター)

作成日:2004/07/12 更新日:2004/07/12
静電気モーター(フランクリンモーター)

静電気の引き付けあう力と、反発する力を利用して回るモーターです。

映像

作り方
土台

土台
10mm×10mmの角材を切り、次の長さの棒を用意しました。

15mm 2本
100mm 2本
120mm 3本

これを木工用の接着剤を使って、写真のように組み立てました。
銀色はアルミテープで、静電誘導発電機に繋ぎます。


モーター

モーター
次に、スチロール製のコップを用意し、底の真ん中に画鋲を刺し、セロテープで止めました。

動かす
骨組みにコップを乗せて、静電誘導発電機に繋ぎます。骨組みのアルミは、コップのアルミに触れそうで触れない間隔に調整しました。このあたり、触れるのが良いか、触れないのが良いかは、いろいろ試さないとわかりません。
スイッチを入れると、コップは回ります。一般的な静電気モーター(フランクリンモーター)では、どちらに回るのかわかりませんし、最初に手で回転させて勢いをつけてやる必要のあるものもありますが、私の製作したものは、スイッチを入れるだけで、一方向に回転するようです。
コップが、骨組みのアルミに触れたり、離れたりしながら、いびつな回転をします。
改良(2004/07/12)
改良

改良
上の実験では、右の赤い端子を下の部分に付けることで端子の配置を90度にし、モーターを回しました。今回は、左右に配置しての実験です。これは、一般的な静電気モーターの配置です。
上の実験では、コップの揺れが大きく、回転がスムーズではありませんでしたが、今回は、比較的、スムーズに回り、回転も速くなりました。

回転の方向
写真のモーターは、右回りに回転します。今回も、最初に勢いをつけなくても、スイッチを入れるだけで回ります。前回、そのために、わざわざ、配置を90度にしましたが、あまり、意味のないことだったのかもしれません。
左回りに勢いを付けて、回転させると、しばらく、左回りに回転します。しかし、引っかかりか何かが原因で減速し停止すると、今度は、右回りに回転を始めます。
回転に関しては、赤い線で示したアルミの部分(モーター電気を供給する部分)の状態が鍵を握るようです。写真のように、コップの円周に対して、垂直ではなく、やや傾きを与えることで、回転の方向を決めることができるようです。
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