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枚数 | 放電した時間(秒) | 放電回数 |
---|---|---|
1 | 6,11,16,22,27,33,38,44,50,55 | 10 |
2 | - | - |
枚数 | 放電した時間(秒) | 放電回数 |
---|---|---|
2 | 2,4,7,9,11,13,16,18,21,23,25,28,30,32,35,37,40,42,45,48,50,52,55,57,59 | 25 |
1 | 2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24,26,28,30,32,34,36,38,40,42,44,46,48,50,52,54,56,58 | 29 |
2004/04/26 平面コンデンサ2
カードケースを使った平面コンデンサを製作しました。
100円ショップで入手した、おそらく塩ビ製と思われるカードケースを2枚、使います。中には、紙が挟んであるのですが、紙の代わりに、アルミホイルを入れます。電気を取り出す板をアルミ部分に入れ、2枚を重ねるだけで完成です。
発電機を動かすと、中のアルミがくっついていく様子がわかります。最初、玉ギャップの間隔を広めにしていたたため、放電は起きませんでしたが、少し狭くしたところ、激しい放電が起きました。
あとがき
30度を超える日があったかと思えば、雪が降るかもしれないという寒い天気になり、締め切った室内で実験を行うことになりました。このコンデンサの容量は、これまでの平面コンデンサの倍以上の容量があると予測され、スイッチを入れる手が震えてしまいました。実際に発生した放電も、これまでに見たことのない激しさで、これは感電するわけにいかないと気を引き締めることになりました。コンデンサの威力を確認し、さて、次の実験を行おうと思ったのですが、オゾンのせいでしょうか。気持ち悪くなり、実験を止めました。
今回のコンデンサに、アルミホイルを、もう2枚、加えると、理論的には更に倍以上の容量を持つコンデンサが製作できると思います。(絶縁破壊が起きなければ、誘電体の厚さが半分、面積2倍、合わせて4倍?)しかし、現在でも、かなり強力ですから、作らないほうが賢明かもしれません。
この情報を元にコンデンサを作られる方は、危険を覚悟で自己責任で、お願いします。放電実験では、有毒なガスが発生しますので、換気に注意してください。問題が起きても責任は負いかねます。
2004/04/19 静電誘導の実験
静電誘導において物体の厚さは影響を及ぼすのかを調べるために、実験を思いつきました。
写真のように、円板のアルミ板は、12枚ですが、この上にもう1枚ずつ重ねたものと比較します。多少の違いがあるとはいえ、これにより、厚さが2倍のものと比較できるわけです。
静電誘導発電機を使い、電気が一定の電圧に達するまでの時間で比較しようと考えたのですが、問題が発生しました。玉ギャップにおける放電の時間間隔で比較しようと考えたのですが、既に、人の計測できる間隔ではありません。ギャップの距離を広げると放電が起きず、狭くすると連続的な放電になり、数えることができません。
対策として考えられるのは、モーターの回転数を落とすこと、コンデンサの容量を増やすことです。モーターの回転数を落とすことには魅力を感じませんので、コンデンサのパワーアップを図ることにしました。
あとがき
この実験を思いつくまでに、数ヶ月。しかし、気づいてみれば、単純なことでした。(笑)
ずっと考えていたのは、板と丸棒(静電誘導発電機一号機で使った方法)や、四角棒の比較でした。しかし、これで問題になるのは、質量の違いです。薄い板と棒では、重さが全く異なります。そのため、円板の回転速度が異なり、その影響による発電量の違いを無視できないだろうと考えたのです。スピードコントロールモータを使うとなると金が掛かるし、せめて回転数だけでも知ることはできないか。それなら、パソコンのCPUファンの表示を利用できないかなどと、妙な方向に考えがいっていたのでした。(笑)
2004/04/12 静電誘導の疑問
静電誘導発電機に関して、以前から、課題として考えているのは、静電誘導を効率的に行うためには、どのような形状の組み合わせが良いのかということです。
左の板が、+に帯電しているとき、右の物体は、どのような形状が良いのかという問題について、以前から文献を調べたりしているのですが良いものが見つかりません。図のような単純な組み合わせであれば、電気の本の中の、コンデンサについての部分をみれば良いのですが、それでも、左の板と右の物体は、非対称であることから、そのまま当てはめることができるのか疑問です。左の板に誘導された右の物体の電荷により、左の板の電荷の分布が変化し、それにより、右の物体の電荷が変化しないのか。厚さは、誘導される電気の量に影響を及ぼすのか。断面が四角形と円では違うのかなど疑問だらけです。さらに、誘導された電荷が空気中に逃げないようにするには。右の物体が動くことは関係するのかなど、疑問はきりがありません。
理論など実験の前では霞んでみえるさ(笑)と、実験方法を考えたりしているのですが、これも、いまひとつ、これだというものが、思いつきませんでした。
精度の良い測定器や実験道具を揃えて実験できれば、悩むことはないのですが、財布がそれを許しません。手作りの実験道具の問題は、精度がでていないことで、比較するものの条件を揃えることができないのです。
いろいろ考えていたのですが、昨日、ひとつの実験方法を思いつきました。