不思議な物

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2004/04/05 まとめ

 今回は、おそらく、世界最小リフターの実験をまとめただけです。
 磁石で浮上に関して、横に支える板がなくても浮上すると聞き、いろいろ試行錯誤していますが、未だに再現できません。

2004/03/29 静電誘導風力発電機

静電誘導風力発電機を紹介します。以前、製作して、発電できなかった失敗作です。(笑)
静電誘導風力発電機  静電誘導風力発電機
 ストローを集めた部分(白い矢印)を風が通り抜けると発電されるしくみです。基本的に、ケルビン発電機の水の変わりに、風、あるいは粉塵を利用する構造です。
 水滴のように、電気を運ぶ役割をするものが、断続的に流れるわけではないので、発電しないのかもしれません。
 大きな筒の中を、発泡スチロールの玉が流れると、摩擦(接触)により、静電気が発生しますので、静電誘導ではなく、摩擦による発電を利用する方が、良かったかもしれません。

 あとがき
 失敗作ですが、リクエストがあれば、どのような原理で発電しようとしたかを説明します。たぶん、そんな人はいないと思いますが。(笑) 私は、失敗しましたが、成功する人がいるかもしれませんし、センサーや、埃が簡単に落ちるフィルターなどに応用できるかもとは思っています。
 ケルビン発電機を作ろうと思いつつ、既に、誰かがやっていると、今ひとつ、やる気が起きないものです。準備したガラクタを、どうしよう。(笑)

2004/03/22 ニコラ・テスラ

 リフターや、イオンクラフトという、少々怪しげなものを扱っていると、テスラに出会うことがよくあります。もちろん、本人に会うわけではなく、インターネットの検索や、文献で出会うのです。
 掲示板に、テスラコイルの話題がありましたので、テスラに関して調べてみました。
 テスラといえば、交流の送電技術のように役に立つ発明も多いのですが、一方で、とんでもないものを研究していたことでも有名です。テスラを紹介している書籍を読むと、Xファイルのような不思議な現象や陰謀の影があったりします。エジソンを尊敬するという人に対しては、笑顔で接することができますが、テスラを尊敬しているとなると、一瞬、顔がこわばるかもしれません。(笑)

 リンク
ニコラ・テスラ、およびテスラコイルを作る方法・・・掲示板からの情報
  Altair・・・こちらが、オリジナルのページです
kVA Effects・・・テスラコイルを使った演出
OMEGA POINT・・・テスラコイルを用いた照明のプロデュース
科学製品、物理製品、電子製品・・・テスラコイルやヴァンデグラフ静電発生機などを販売しています

 あとがき
 テスラコイルの放電は強力で、私の作った発電機の比ではありません。興味がありながら、手を出していないのは、なんだか体に悪そうだからです。
 イオンクラフトを飛ばすときに、15インチのテレビを使ったことがあるのですが、そのとき、テレビの分解に失敗し、基盤を割ってしまいました。かまわず、実験を行ったのですが、基盤からは、5mmほどの放電が発生していました。そのとき、近くにあったパソコンは、誤動作を起こし、再起動したり、操作を受け付けなくなったりしました。そして、ひざをついて実験を行っていたのですが、その部分に蚊に刺されたような腫れができ、数日で、500円玉くらいの大きさになったように思います。実験のせいとはいいきれないのですが、感電していたのかもしれません。また、高電圧の実験を行うと、足が冷えるのです。
 もうひとつの理由は、空港の近くで実験を行っているため、妙な電波を発生させると捕まりそうな気がするというのもあります。(笑)逆に、レーダーの悪影響を受けているような気もしますが、レーダーは無害なのでしょうか。レーダーの近くにいるとポケットの中のチョコレートが溶けたことから、電子レンジが発明されたという話を聞いたように思うのですが。
 テスラコイルに挑戦するとすれば、電源元を乾電池にする、テスラコイルを使って妙な実験をするなど、人とは違った方向性を見出したときになるでしょう。

2004/03/15 永久磁石で浮上?(ボール磁石)

 掲示板で、YU2様から、ボール磁石で同じ現象が見られたとの情報を得て、実験してみました。
ボール磁石による浮上1  ボール磁石による浮上2  
 使用したのは、ネオジム磁石のボール型、φ12.7、6000ガウスです。
 左の写真を横から見たのが、右の写真です。写真では分かりにくいのですが、数ミリの距離を開けて、鉄の玉が浮いています。ただし、これも、横から透明な板が支えています。
 私の実験より、鉄の玉を浮かせる力が強いようで、安定して浮きます。磁力線を想像してみると、球形の方が、磁力の釣り合う範囲が広いように思われますので、そのためだと思います。

 あとがき
 現在、エイプリルフール企画を作成中です。(笑)

2004/03/08 乾電池でイオンクラフトを飛ばす

 乾電池でイオンクラフトを飛ばすことに成功しました。下の写真は、豆イオンクラフト2号機です。大きさは、1円玉より小さく、直径、約1cmです。おそらく、世界最小のリフターだと思います。
豆イオンクラフト2  豆イオンクラフト2  

 浮上
 静電誘導発電機に、平面コンデンサを繋ぎ、イオンクラフトに接続しました。
 浮上というより、動いた、あるいは、暴れたと表現した方が良さそうですが、浮上しました。電源を入れる前から電線にぶら下がっている状態であり、電源を入れると上の方向に動きます。
 使い捨てカメラを利用した高電圧発生装置では、電源を入れたときに、振動するものの浮上したといえるほど、動きませんでした。

 目標達成
 発電機製作の目的は、乾電池でイオンクラフトを飛ばすことでしたが、ようやく、実現することができました。
 仕組みは、乾電池で高電圧を発生させる発電機を動かし、その電圧でイオンクラフトを浮上させます。
 イオンクラフトを小型化するという強引な方法ですが、とりあえずの成功です。

 あとがき
 この様子を撮影しようと、Hi8ビデオの電源を入れたのですが動きません。発電機の実験でも、一時的に使えなくなったことはあるのですが、今回は、完全に壊れたようです。古いこともあり調子が悪かったのですが、静電気の実験の影響もあるのかもしれません。この程度の電気とはいえ、高電圧には気をつけた方が良さそうです。

2004/03/01 豆イオンクラフト

 乾電池でイオンクラフトを飛ばす場合、発電効率(変換効率)を上げて、電圧を上げるのが正攻法です。もうひとつの方法は、今の電圧で飛ぶくらいに、イオンクラフトを小さくすることです。豆イオンクラフトを製作してみました。
豆イオンクラフト  
 豆イオンクラフトの大きさは、人差し指くらいのものです。イオンクラフトのページで紹介しているものを、縮小して製作しました。写真では浮いているように見えますが、これは、細い電線で支えられているので、浮いているわけではありません。
 製作には、苦労しました。小さく弱いので、少しの油断で潰してしまいます。また、柱になる紙とアルミ箔の接着には、最初、のりを使ったのですが、のりでは接着力が弱く、すぐに剥がれてしまいました。瞬間接着剤を使うことで、なんとか製作することができました。

 動かす
 使い捨てカメラを利用した高電圧発生装置では、かすかに音がするものの、火花も見えず、何も起きません。電線とアルミの距離をもっと、狭くする必要があるのかもしれません。
 静電誘導発電機では、電線とアルミの間に、火花が発生します。これでは、飛ぶはずがありません。隙間をもっと空ける必要がありそうです。今回のイオンクラフトは、電線とアルミの間を調整できないので、最初から作り直す必要があります。
 発電機の2つの発電方法を比較してみました。オリジナルタイプとダイロッドタイプでは、ダイロッドタイプの方が強い火花が発生しています。これは、ダイロッドタイプは、発電機の内部にコンデンサを持っているような構造のため、電界を維持する必要のある今回の実験に適しているようです。ただし、オリジナルタイプでも、間に平面コンデンサを挟めば、同様の仕組みになりますので、今度、試してみたいと思います。

 あとがき
 今回の実験は失敗です。電線とアルミの間隔について、放電しない距離を把握してから製作するべきでした。夏と冬では、条件が異なるのです。今度は、段階を踏んで、実験してみたいと思います。

2004/02/23 アルミは磁石にくっつくか

アルミは磁石に、くっつくか。実験してみました。
アルミを転がす  アルミを転がす図
 写真は、実験の様子を斜め上から撮影したものです。図は、横から見た様子を表しています。
 磁石の上に、透明な板を傾けて置き、その上で、アルミの円筒を転がしました。磁石の上では、ゆっくりと動き、ほとんど止まっているくらいです。磁石を上を過ぎると勢いを増して転がり落ちていきます。
 1円玉を指で支えて動かし、磁石の上を通過させると、動きを妨げる力を感じることができます。また、1円玉を滑らせると、下の図のように磁石の上で、磁石の円周に沿って動き、落ちていきます。
1円玉を滑らす

原理
 前回の実験と同じように、アルミに渦電流が発生し、動きを妨げるように磁力が発生していると考えられます。しかし、1円玉が磁石の円周に沿って動く理由に関しては、わかりません。

結論
 アルミは磁石にくっつくことはありませんが、磁石の影響を受けることはわかりました。特に円筒が転がると影響を強く受けるようです。

次の実験
 今度は、1円玉を静止させ、磁石の方を動かしてみました。1円玉と平行に磁石を動かすと、それに釣られるように動きます。1円玉から垂直に離れるように動かすと、離れまいとして、宙に跳ねます。逆の動きでは、距離を保とうとします。これを確認するため、1円玉を立てて、磁石を近づけると、反対方向に倒れました。

あとがき
 永久磁石を動かして、アルミが動くということは、電磁石を使って制御すれば、アルミを自在に動かせる可能性があります。電磁石の上に1円玉を置いて、スイッチを入れると、瞬間的に、1円玉が浮くのではないでしょうか。そうであれば、アルミ箔で、折り鶴を作り、電磁石で制御すると面白いかもしれません。浮かせつづけることは難しいと思いますが、空気抵抗を利用すれば可能に思えます。いずれ、挑戦するかも。

2004/02/16 玉振り発電機のその後

 Debianとの格闘に忙しいため、製作した後、ホームページに公開し忘れていた玉振り発電のその後を公開します。
玉振り発電機
前回からの改良点は、
・線を太いアルミ線にし、両端にアルミ箔を巻くのをやめた。
・アクリルの筒の中に入れるものを、鉄の玉にした。
・先端のアルミ棒やアクリルの筒を簡単に取り外せるようにした。
基本的に、参考にしたページのデザインに戻った形です。(笑)
冬ということもあり、静電気の実験には都合がよく、ネオン管も光りました。
最初に作ったときは、時期が悪かったようです。

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