ボールペン復活器

作成日:2003/xx/xx 更新日:2003/xx/xx
ボールペン復活器

書けなくなったボールペンを、再び、書けるようにする器具です。

構造
ボールペン復活器の先端

ボールペン復活器の先端


構造

構造

構造は、左の図にあるように、ペン先を暖めるヒーター、スイッチ、乾電池、電球で構成されています。ベースになっているのは、100円ショップの懐中電灯です。ヒーターは、アルミの円筒にニクロム線を巻いて製作しました。
ヒーターの部分(右の写真)に、ボールペンのペン先を差し込むと、スイッチが入り、ヒーターで温められます。インクが温められて、流動性が増すことにより、ボールペンが書けるようになります。
電球は、ヒーターに電気が流れているかどうかを確認するための物ですから、最初、LEDにすることを考えました。しかし、1.5Vで光るLEDが見つからなかったため、電球としました。LEDは、必要な電流が流れれば光るはずなのですが、3Vは必要なようです。実は、電球を使ってみると、今度は、必要な電圧に達しないため、乾電池を2本直列に繋いで解決しました。結果的には、LEDでも良かったわけですが、都合により、電球のままです。ヒーターだけなら、乾電池1本で十分なのに、通電確認のためだけに1本余分に必要になってしまいました。(笑)

試してみる
手元に、6本の書けなくなったボールペンがありましたので、早速、試してみました。結果、2本が、書けるようになりました。
ボールペンのインクには、油性、水性、ゲルなど、様々な種類があり、暖めて効果のあるインクが限られること。ボールペンが書けなくなる原因は、インクが詰まるだけではないことから、全てのボールペンに効果のある器具ではありません。
これは、商品としては、微妙なところでしょう。30%の効果を意味のあるものと考えるかどうか。どう思われますか。

商品として考えると、そもそも、商品として魅力のある物であるかも微妙なところです。この器具のコストを考えると、販売価格は、100~200円といったところ。これだけ出せば、新しいボールペンが買えてしまいます。環境に優しい商品として、プレゼントするには良いかもしれませんが、わざわざ、購入する人は、あまり、いないのではないでしょうか。

このように、欠点のある発明品ですが、商品化して売り出したい方がおられれば、掲示板に、書き込んでください。(笑)


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